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二度目の談話室は薄暗い雰囲気だった。
今朝の晴れ晴れした自然光はどこにもない。
そして、あの先生もソファにはいなかった。
それに坂田先生の姿もない。
鍵とかしめていけばいいのに。
「不用心な先生…」
いないなら仕方がない。
静かに部屋を出て、早いとこ帰ろう。
雨が降るのは厄介だ。
少し速足になって廊下を進む。
だけど、廊下を進むにつれて遠くで雷が鳴る音が聞こえた。そして、間もなく、雨の降る音が聞こえて、速足で歩く足を止めた。
「あぁ、降ってきちゃった…」
どうしようか、近くの窓から外を見ると、灰色に染まる空からザーザーと雨が降っている。
こんな中帰るなんて、濡れること間違いない。
いくらアパートが近くにあるとはいえ、今日の服装を考えれば透ける。
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