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クローゼットに入れば、すでに美桜のドレスは用意されていた。それも悠が用意したものだ。
クローゼットの中心のテーブルに、シンプルワンピースとハイヒール、ピアスとバックが置かれている。
ワンピースは本当にシンプルで色はピンクベージュ、スッキリとしたIラインのワンピース。まだ3月と夜は肌寒いことも考慮し、袖は七分でリボンのようなデザインになっている。大きめのピアスとネックレスがよく合い、またハイヒールとクラッチバックは同系色で揃えられていた。
「綺麗…」
「今日のために用意した。早速着て見せて」
「う、ん…」
引き出しには下着が用意されていて、悠が用意する下着はどこか、エロティックなのだ。
どれにしようか迷っていると、覆いかぶさるように後ろから悠がやってきて、これっと下着を持たせた。
「美桜は肌が白いから濃い色がよく似合う。控えめな色のドレスの下にこんなに派手な下着をつけてるなんて、興奮する。」
「ばか…」
クスッと笑う悠は、美桜の首筋に顔を埋め、ちゅっとキスをした。「俺も着替える」そう言って、美桜から離れた。
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