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化粧をして、髪の毛を整えて悠の選んだ下着を着て鏡の前に立つ。
自分では選ばない下着だからなおさら恥ずかしい。そう思い、悠が用意してくれたドレスワンピースを着て、最後に靴とアクセサリーを付けて完成だ。
膝丈くらいのワンピースで安心した。
「さすがだね。美桜の綺麗な脚がちゃんと見える丈だ。」
「にあってる?」
「もちろん。綺麗だよ」
「はるさんも…、素敵」
二人で褒めあって、美桜に関しては照れてしまうしまつ。悠はそんな美桜を見て、この後が食事でもなんでもなければすぐにでも抱いて啼かせるのに。と心底この後の予定を恨んだ、大切な息子の卒業祝いと自分たちの祝いの席だ、蔑ろにするわけにはいかない。
「帰ってからが楽しみだな。美桜、行こうか」
「ふふ、うん。……え?帰ってからって?」
悠はほくそ笑みながら、美桜の手を取り廊下を進む。
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