これは誰かのお話

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平和な日々の束の間、再び魔女はやってきました。 今度は強面で屈強な従者も一緒です。 村人たちは彼女の襲来に驚き、慄き、警戒をします。 しかしそんな村人など気にせず、魔女は日用品と普通の食料をたんまり買い込みます。 そうして彼女は荷物に埋もれた従者を連れ村を去っていきました。 帰り際、従者は荷物の隙間から村を見やり、その紫色の瞳を優しく細めました。
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