第1章

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明日の用意を着々と終えて、事務所で六時から高村くんと玲子さんと3人で明日話すことの打ち合わせをした。 お昼に玲子さんが会見場を押さえてすぐに、マスコミ関係にはファックスを送ったようだった。 会見は高村くんが話してくれる。私は記者からの質問に正直にありのままに話すことになった。 上手に言おうなんて考えたら緊張してきっとうまく言えない。 だけど有りのままの気持ちを伝えるのなら、私でも言える。 高村くんもいるし、レイの鎧を着てるのだからきっと自信をもって話せる。 打ち合わせが終わって、玲子さんに送って貰ってマンションに帰ったのは8時過ぎていた。 「はー、疲れたな。ご飯どうする?」 「出前取るか?」 「うん、そうしよう。」 お風呂を済ませて景色が見えるようにダイニングテーブルの中央に並んで座って二人でピザを頬張る。 食べながら、令嬢と玲子さんの対峙の様子を話した。
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