第1章

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「チェッ!」 むふふ、可愛い。拗ねた顔も素敵だ 「なに笑ってるの?」 「秘密。」 「夫に隠し事なんていい度胸だな。」 色気たっぷりの流し目で言うからドキッと心臓が跳ねた。 もう体は臨戦体勢に入っていて、 ピザが喉を通らなくなった。 きっと私の顔は赤い。 ピザを食べ終わりお皿を二人で片付けながら何度も何度もキスを交わし、お姫様抱っこで寝室に連れて行かれた。 「夕貴はホントに俺を煽る天才。 食べてしまいたい。」 唇を甘噛みされただけで体の奥が痺れルような感覚 思わず抱きつくと 情熱的なキスの嵐に体の力が抜けていく 高村くんこそ私をその気にさせる天才だ。 彼の流し目、表情、唇、指先、温もり… その全てに全身の細胞が反応する 体が彼を欲しいと訴える 内なる声に突き動かされるように彼の刺激に反応を大きくし、歓喜の声をあげる。 高村くんが意識の遠くなるほどの快楽を私に与え続けるから、彼が愛し終わったときの私は全身の力を使い果たしたように正体を失う。 身動きひとつできない私の頭を優しく撫でる高村くん。 心地よくてそのまま眠りに落ちていった。
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