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「やっぱり凄いわね。レイがワンランクアップしたわね。優人の反応が楽しみだわ。」
「早く慣れて欲しいな、レイになると触れてくれなくて寂しいです。」
「優人の気持ち分かるよ。眩しくて触れたら汚してしまうような…触るのが怖いんだな。」
わからない
私は何一つ変わってないのに…
「男はそれほど好きな人に臆病なんだってことだよ。」
「そろそろ優人が来る頃ね。山ちゃん、面白いものが見れるわよ。」
楽しそうに笑う二人。
私はちっとも面白くない。
「健、そろそろ時間じゃない?」
スーツ姿でさらに大人の色気を醸し出す素敵な私の旦那様にため息が出そう。
「そうね、そろそろいきましょうか。レイも準備できたしね。見て、ますます素敵になったわよ。」
玲子さんは笑いながら高村くんの前に私を押し出した。
私を見たとたん一気に頬を赤らめ固まる高村くん。
「高村くん、素敵だよ。」
「あ、ああレイも…」
いつもなら直ぐに出てくる手は伸びてこなくて
思わず私から抱きついた。
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