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二人のことは納得して貰ったのか、あとは私のモデルのことばかりが質問にあがり、
「その件は今検討しています。
一人でマンションにいることを、優人もスタッフも心配しております。
これからモデルのオファーがあれば、レイも仕事をする気持ちになっているところです。」
「分かりました、ありがとうございます。」
玲子さんの言葉に質問が途絶えて、会見は終了した。
控え室に帰り、はぁーっと高村くんと同時に溜め息を吐いた。
「お疲れさん!!テレビ見てたよ。
素晴らしかったよ。」
「ありがとう、山村さん。」
「これで晴れて二人は夫婦として世間に認められたわ。一緒に出掛けるられるのよ。」
「ありがとうございます。」
もう日陰じゃない。誰にも遠慮することはないんだ。
嬉しくて高村くんの手を握った。
見上げると優しい目でこちらを見る高村くん。
「帰ろ。」
「うん。」
呆れた顔の玲子さん。
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