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「優人の頭のなかが見えるようだわ。夕貴ちゃんは身重なのよ、ちゃんと気遣うのよ。」
「分かってる。夕貴が幸せなら子供は大丈夫。俺は夕貴を幸せにするだけだ。」
「ばーか!」
呆れた顔で言った玲子さんはそれ以上何も言わなかった。
家に着いたのはお昼を回った頃で、
ドアに入り鍵をかけた途端、高村くんにホールドされキスの嵐に翻弄され
幸せの吐息を吐きながら、高村くんにしがみついて応えた。
力の抜けた私をベッドに連れていき
あっという間に生まれたままの姿に
彼の温もりを直に感じながら再びキスの嵐
彼が恋しくて受け身だけじゃいられなくて、こちらからも絡めていくと
互いの体は熱をおび、欲情の嵐に飲み込まれていった。
恥ずかしいことも彼に求められれば応え
私だけじゃなく彼も喜ばせたくて積極的に彼を刺激すると
それが彼を煽ったのか、激しく情熱を注いでくる。
これ迄感じたことの無い快楽に深く深く二人で落ちていった。
いつもは余裕のある高村くんが
私にぴったり体を寄せて目を閉じていた。
「今日の夕貴、凄かった。
俺を煽りすぎ。」
頭の上で声が聞こえたけど、答える力もなく目を閉じた。
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