第1章

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「何やってるのあの子達、仕事中にネットニュース見るなんて 指導が必要だわね。」 「……。」 それに関しては私は何も言えない。玲子さんは社長だし、社員のダメなところは直すのが当たり前だ。 「それにしても、マズイ。早く間違いをたださなくちゃ、噂が一人歩きをして取り返しがつかなくなる。 ウカウカ出来ないわ。明日会見を開きましょう。 会場を取り直しだわ。 優人の仕事も調整して… スポンサーにも電話しなくちゃ。」 「え、明日?」 「そう明日よ。食べに行ってる暇はないわ、出前取るけど何食べる?」 「玲子さんと同じでお願いします。」 「了解。」 明日会見? 私…うまく出来るかな…? 不安な気持ちが押し寄せる。 私は一人じゃない 高村くんが横に居てくれるんだから そう思うと心が落ち着いた。昔から、高村くんに勇気をもらっていた。 今は赤ちゃんもいる。 この子にもいつも力を貰っている。 二人に守られているから私は大丈夫!
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