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第一研究室
研究室に入ると中にいる研究員達は驚き騒ついて居た。
「こいつ今なんと言った?」
「ギシン?こいつの町にそんな奴がいたのか?」
「いや、あの培養液には副作用として記憶が消える効果がある、覚えてるわけないはずだ」
「なら今のは?」
「分からん」
周りの研究員4人は濡れた床の先に何かがあるのは分かるがホムラの位置からは見えず彼等は"それ"を見ながらそう言っているのが聞こえる。
(あの人たち何見てるんだろ?)
「なら先程の発言は何だ?記憶が消えずに能力が引き継がれるなんてありえない!」
「人ってのは条件反射さえ起これば記憶に関係なく反射するだろ?それのようなものじゃないのか?」
白衣の男性はタバコを取り出すと咥えてライターの火をつけそう言った。
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