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西暦2150年4月
「ホムラ、応答しろ!」
仲間の通信でホムラは眠りから目が覚めた。
(夢──だったのかな?)
「聞こえてるわ、オーバー」
黒いローブを見にまといイヤホン付きのメガネをつけた少女は聞こえてくる声に応える。
「よし、それではこれからブリーフィングに入る我々の目的は敵の研究所を破壊し、君のつけているレンズに表示された目標物の回収だ、オーバー」
「了解」
(敵の研究所──これ以上戦争をしないように破壊しないと)
乗っているトラックが音を立てて揺れ、止まるとドアの開く音がした。
「着いたぜ?お嬢さん」
「えぇ、分かってるわ」
「ここを真っ直ぐ進め、そこが目的地だ」
「了解」
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