エピソード ホムラ

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顔を上げ、返事をしたホムラの目は死んでいた。 そして彼女は町の全てを能力を使って焼き払い始めた、人や建物を全て。 彼女自体に意識はないその為勝手に動く、だからこそ躊躇なく全てを焼いて行った。 泣きわめく子供達や命乞いをする老人も全て。 もちろん抵抗する者も居たが兵器と化した彼女には手も足も出ず焼かれていく。 ホムラが教会に入ると祭壇の裏には地下へ降りるための階段があった。 「ホムラ、そこが主要施設への潜入口だ」 ホムラは階段を降りるとそこは一面真っ白の部屋に1体、培養液に浸かりカプセルに閉じ込められている少年をメガネがロックし、赤い文字で作戦対象と書かれていた。 「HQ応答せよ」 「こちらHQどうした?オーバー」 「回収物──発見、回収する」 「了解した」 少年の入っているカプセルを壊すとホムラは中に入っていた少年を抱え教会を出たその時だった。
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