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黒煙の中からホムラより少し背の高い少年が飛び込んで来たが装着されたメガネが少年をロックしホムラは即座に回避行動をとる。
「避けたのか!?」
「お前」
メガネには少年を赤い文字で作戦対象と書かれていた。
「お前──対象物!連れて行く」
「よく分んねぇけどよ!とりあえず俺を連れてくってことか」
「うん」
「ならお断りだ!」
少年はホムラの方へ突っ込むがホムラはサイドステップで避けると少年に足を掛け転ばした。
「HQ応答願う」
「こちらHQ、ホムラどうした?オーバー」
「また目標物見つけた、回収作業行う、オーバー」
「何だと!?了解したオールオーバー」
「みんな俺に勇気を!」
ホムラは少年に手を伸ばすと少年は付けていた星型のペンダントを掴みそう叫び次の瞬間跡形もなく消えた。
「消えた?」
「こっちだ!」
ホムラが振り向くと目の前には先ほどの少年が目を紅く光らせながら立ちホムラは地面に叩きつけられる。
「お前だけは絶対に倒す!みんなの為にもォ!」
「くっ!」
倒れたホムラの胸ぐらを少年は掴み持ち上げる。
「ウォォォォッ!」
少年はホムラを投げ飛ばすとホムラは壁に衝突しそれを追撃する様に少年はホムラを追う!
「なっ!?」
気がつくと目の前には少年が居た。
「お前だけは!絶対に!」
「フレイムバースト!」
少年が殴りかかろうとした次の瞬間ホムラは住居の壁に埋もれた掌から炎を吹き出し攻撃を当てた。
「やっと止まった」
「ホムラ応答しろ」
「こちらホムラ」
「迎えの車がそろそろ着く頃だ、回収物はその車の中にあるカプセルに入れてくれ、オーバー」
「了解」
3分後車が到着した、そして運んできた少年2人をトランクの中にあるカプセルに入れるとホムラもその車に乗った。
「お疲れホムラ、どうしたんだ?」
「......」
「はぁ、アイツら強制させやがって」
運転席の男がため息混じりにそう言うと車を発進させた。
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