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「また会ったね、お人形さん」
声のする方を振り向くと小さな少女笑顔でそう呼んだ。
(この子......どこかで)
「君、名前は?」
ホムラは少女の目線に合わせるように腰を下ろしそう聞くと、少女はニヤリと笑った。
「私の名前?そんなのもう分かってるよね!」
「え?」
その時、町中に爆発音が鳴り響いた。
「何の音!?」
咄嗟の出来事にホムラは音のした方を向くと町中が燃えていた。
「もう気づいてるんだよね、私が本当は誰なのか」
少女の居る方を向くと先ほどのフードを被った女性が立っていた。
「私の名前は──」
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