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ひっ、うぅ……あぁぁぁぁぁ……もう、だめぇ……や……!!」
千紘は力のはいらなくなった足を引きずりながらもがくように逃げようとしていた。
がっちりと腰をつかまれて逃げることもかなわず奥を何度も突き上げられて目の前がちかちかする。腹の中に熱を感じたと同時に意識が途切れ暗闇のなかへと引きずり込まれた。
目が覚めてだるい体を起こしバスルームへと壁伝いで歩いた。まだ、腰が重くお尻にも違和感がある。すっきりするために熱いシャワーを浴びる。バスルームに置いてあるデジタル時計に目を向けるとちょうど6時半を指していた。まだ、登校するには早い時間だ。ゆっくりと髪の毛、体と順番に洗い中も洗い流すと手早く体を拭いて部屋に戻った。
ベッドの上で再び寝転がり涼んでから制服をだし着替えた。七時には寮の食堂が開くのでその時間に合わせて部屋を出ればいいやと枕元にあったスマホを手に取り新着のメッセージを確認する。次々とメールを見ているうちに時間になったので立ちあがって部屋を出て食堂に向かうことにした。
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