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「司令官! さっき町の上空を旋回したとき確認しましたが、たしかにロボットが暴れています! ひどい有様です!」
うむ、とワイト司令官はうなずいた。
ルースに向かい、話しかける。
「あなたの息子さんが作ったロボットが暴れているとおっしゃいましたな。わたしは穏便な解決を第一と考えております。それでですが、よろしければわたしどもと一緒に町へいらっしゃってくださいませんか? ロボットを停止させるために、あなたの協力が必要ですので」
ルースはうなずいた。
「ええ、仰るとおりです」
それでは、とワイト司令官はジープの後席に彼女を案内した。
手を挙げ、叫んだ。
「全軍、出発だ!」
司令官の号令の下、軍隊はステットンの町へむけ動き出す。
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