緑煙

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私の受けた仕事で発注ミスをして、大量のロスを発生させてしまった。 女のくせに目立とうとするから… やっぱり女はダメだ。 同期の男性陣や、年上のヒラ社員男性達の心無い一言が胸に刺さる。 同期の女の子達も遠巻きに見ているだけで近寄ろうともしない。 その時、唯一声をかけ慰めてくれたのが、マネージャー研修で一緒だった、二つ下の田原くんだった。 それまで彼について私が知っていたのは、年下ということと、顔がそこそこ好みだということ。 奥さんと生まれたばかりの娘がいることは、後から知った。 それ以上の彼のプライベートに関しては、これ以上知りたくない。
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