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メイク「夜更かしは、美容の敵ですねぇ」
リンナ「分かってるんですけどね・・・」
鏡に写った自分の顔を見つめて、ため息を吐く。
○ 保健室 (その後 4年前)
ベッドに寝る赤ちゃん。
白衣を着た養護教諭、ミナミ(23)。
机に伏している。
哺乳瓶やミルク、オムツなどが散らかっている。
XXX
”ガチャ”
入口のドアが少し開いて、植がのぞく。
スローに入ってきて、ミナミの様子を確かめながら進む。
ベッドにたどり着くと、赤ちゃんを抱きかかえ、反転して入口に向かう。
植「うぐぐ・・」
襟をつかまれ、首が絞めつけられている。
ミナミ「逃げる気!」
甲高い声のミナミ。
植「・・・でも、その・・」
ミナミ「(ハァ~)私のおっぱい陥没してるのよ、だから吸えない訳!だからって露骨に泣くのよ、この子!・・・シットダウン!座れば」
首を振ってベッドをあごで指す。
植「あっ!はい・・」
ベッドに赤ちゃんを抱いたまま座る。
隣にミナミが密着して座ってくる。
ミナミ「(穏やかな口調で論するように)たまに居るのよ、拾った子犬とか猫とか、赤ちゃん!、一緒に登校してくる生徒が・・・」
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