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何が思っていたのとは違うのかを聞いたところ、教えるのは最初だけで、その後は皆忙しくてひとりでやらさせたとのこと。
ふーん。
会社の雰囲気とか、実際の仕事の様子はわからないけれど。
わからない・助けてほしいって、おできが言えないのは知っている。
いつだって、わかったフリをする。
その良い例は、ホテル勤務の時の話。
ブライダル担当だったおできは、お客様と式や披露宴の打ち合わせをして、準備をする。
ある時、
「オルガンで演奏をしてほしい。」
というお客様の要望に応えてピアノを用意したら、当日「違う」と言われて怒られた、と。
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