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「あら!いいじゃない。お若い二人同士。夜もお楽しみなさってよ。ほっほっほ。」
顔を真っ赤にする佳輝をからかうように八子は魔女風に言った。
「ハッチャン。魔女が出てるよ。」
少し困った様なでも嬉しいような心情でヒカリは言った。
「あら、ごめんあそばせ。では老婆はこれにて退場いたしまするぅ。」
キャラがぶれぶれだが面白おかしく八子はヒカリの家を後にした。
ーー
「ヒカリちゃんでも僕、親に・・」
心配した表情で話す佳輝。
「大丈夫!ちゃんとヨシ君のお母さんには今日泊まるって話しておいたから」
笑顔で話すヒカリに、いつの間にと呆気に取られながらも少し胸は踊っていた佳輝。
「ヨシ君。実はね話したいことがあるの。」
先程とはうって変わって真剣な表情で佳輝を見つめる。
「え・・え?・・な、何?」
豹変ぷりから佳輝も浮かれている場合ではないと感じすぐさま聞く体制に入った。
「実はね、私魔法使いになりたいの。」
佳輝は真剣な表情から出る言葉なのかどうか頭の中をぐるぐる回してみたが、答えはでず聞き直した。
「ん・・え、えーとヒカリちゃん、もう一度言ってくれない・・?」
「だから、私魔法使いになりたいの!」
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