あとがきにかえて

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朝が夜を待ち望む 夜が朝を乞い願う 始まりを求めながら 終わりを覚えながら 白む空はやがて薄暮へ 群青はそして有明へ 繰り返す明と暗を 織り成す陽と月を 時が受け止める 空が受け入れる あるがままに なすがままに 問うこともなく 疑うはずもなく 数多に紡がれる今に 無数に導かれる夢を 微睡みの辺りで描き 朝焼けの傍らで歩む .
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