凋落

3/4
前へ
/20ページ
次へ
絵理奈と翔太とは一緒に暮らしてはいたが、それは形だけのもので、絵理奈は彼氏の所に入り浸っていたし、翔太も家に帰って来ない日が多くなっていった。 俺に関しては今までの生き方のつけが回って来たんだろう。 愚痴を聞いてもらえるような友達もいなかったし、一緒に飲みに行くような同僚もいなかった。 何とか最低限の仕事をこなして自宅に辿り着くと同時に、酔い潰れるまで飲み続けるという毎日が続いていた。 .
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

41人が本棚に入れています
本棚に追加