君に捧ぐ

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君に捧ぐ

君という人間が生きた証を刻んでやりたい。 だから君についての小説を書こうと筆を取った。 今日、とうとう完成したんだ。でも僕は世に発表しないだろうと思う。 君の人生を、大衆の娯楽の一つにする気は更々ない。 僕の一生に、君を刻むよ。 輪廻の果てで会えたなら、馬鹿な奴だと抱きしめてくれないか。
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