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「そう言われる方もいらっしゃいます。もし、気が進まないのであれば、こちらであなたがたに合いそうな子を推薦するということも出来ますが」
「その方法で頼みます。もちろん、来てくれた子は引き受けて、責任を持って育てますので」
「分かりました。後日、あなた方のお子さんになる子を連れてお家へ伺います」
数日後、夫婦の所に8歳の子供がやって来た。
職員は説明した。
「ご両親はどちらも若くして病気で亡くなられています。離婚や家庭内暴力などで心理的に重いものを背負っている子ではないので、安心してください。それにとてもいい子です」
「こんなにかわいい子が、息子になってくれるなんて」
「本当に夢のようです。でも、現実なんですね」
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