第一話 未完成のスーパーロボット Bパート(約10分)

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エフィ:そうアイリスさんの存在が想定外。  現代科学が通用しない魔法金属と守護霊。  そう、私の力不足‥‥。  でもギガラーサーの出力に耐えられる装備は他にない。  必ず成功させるわ! ラサ:ちぃーっす。 マナミ:こんにちは、エフィ博士。 ・研究室からウインドウで二人の声に振り返るエフィ。  エフィとアイリスがロビーへとやってくる。 エフィ:今日は二人揃ってきたわね、感心感心。 ・エフィは、胸を押し上げるように腕を組んで、うんうんと頷いている。  思わず、ラサの目線がエフィの胸に向いて頬を染める。 アイリス:ラサ様、お待ちしておりましたわ。 ・花が咲いたような笑顔で、ラサに寄り添ってくるアイリス。 ラサ:か、解析の方は進んでまっか? エフィ:古文書と、にらめっこだけど、概ね順調よ。ギガラーサーの武装に出来そうなのよ! ラサ:ホンマでっか!? ついにギガラーサーにも剣が‥‥! ・ラサは、うずうずと拳を握り込む。マナミが、デレデレしているラサの足を踏んづける。 ラサ:あ痛っ! 何さらすんじゃ、マナミ! マナミ:知らない、ふんっ。 ・一歩、マナミはラサと距離をとって、そっぽを向く。 ラサ:わけわからんやっちゃな‥‥。 アイリス:ラサ様、お怪我はありませんか? ・ラサの足元を覗き込むアイリス。  普通のスニーカーに若干足跡がついているが、怪我はない。 ラサ:大丈夫やで、アイリスさん。‥‥んー、アイリスさんって、ちょい呼びにくいなぁ。 マナミ:そうね、ラーさんみたいに、【アイリさん】の方が呼びやすいかも。 心の声ラサ:マナミは「ラサさん」って呼ぶのが発音し辛いって、ラーさんと呼ばれている。 アイリス:アイリさん、ですか? ラサ様は如何(いかが)ですか? ラサ:アイリさん‥‥語呂がええな。俺もそう呼ばせてもらってええかな? アイリス:ふふ、渾名(あだな)で呼ばれた事はありませんから、とても嬉しいですわ☆ ラサ:おっしゃ、ほな今日からアイリさんって呼ばせてもらうで。 アイリス:はい♪ ラサ:あ、アイリさん。 アイリス:はい、ラサ様。 ・二人で赤面すると、またマナミが機嫌悪そうな顔になる。 マナミ:よろしくね、アイリさん。 アイリス:はい、マナミ様☆
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