第一話 未完成のスーパーロボット Bパート(約10分)

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心の声マナミ:ラーさんったら、紳士道とか言ってレディファーストを気取ってるけど、鈍感なのよね。  はあ、なんでこんな馬鹿を好きになっちゃったのやら。  バレンタインチョコは毎年渡してて、学校では公認カップルみたいに言われてるけど、当のラーさんが【ただの幼馴染】って否定し続けてるのよね。 ・そこでまた、研究所が赤く明滅し、警報が鳴り響く。  ラサ・マナミ・エフィ・アイリスが司令室へと走る。 ・スクリーンに映し出されているのは、またも暗黒戦艦が破壊メカを吐き出して街を攻撃している。 ラサ:また来よったな、今日こそ成敗したる! エフィ博士、ギガラーサーの修理は? エフィ:若干ダメージが残ってるわ、気をつけてね! ラサ:OK! 行くで、マナミ! マナミ:うん! ・二人はそれぞれのスライダーに飛び込む。  学生服姿から、ラサは赤の、マナミはピンクのパイロットスーツに変身する。  一瞬、露わになる肢体がチラリズムを刺激する。 ・メイン操縦席にはラサ。  副操縦席にはマナミが飛び降りてきて、たくさんのスイッチをONにしていくと、赤から緑にランプが点灯していく。 マナミ:敵は市街地で破壊活動を開始‥‥! ギガラーサーのダメージは現在13%、ラーさん、いつでも発進できるよ! ラサ:おっしゃ、行くでー! ・ラサがコクピットのレバーをグイッと前に押し出す。  斜め上への発射台が開き、ローラーで加速する。 ラサ&マナミ:くっ‥‥! ・強烈なGがかかり、高速でギガラーサーが研究所のカタパルトから射出され、ギガラーサーの真っ赤な機体が陽光に照らされる。 マナミ:ラーサーウイングON! 心の声ラサ:前回は俺だけやったから俺がやったけど、ホンマは、オペレーターのマナミの役目やねん。 闇将軍:アハハハ! こんな世界、滅びてしまえばええんや! ラサ:そうはさせへんで! ギガラーサー此処に在り! ・多数の破壊メカと暗黒戦艦の前に立ちはだかるギガラーサーの決めポーズ! 闇将軍:また来よったな、なんぼでも相手したるわ! ラサ:それはこっちの台詞や! 今日こそ成敗したる! マナミ:破壊メカ、全機ロックオン! ラサ:マナミ、行ったれー! マナミ:ファイヤー!
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