第一話 未完成のスーパーロボット Aパート(約10分)

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 アタシが放課後、江布衣研究所に通ってる事を知ってて、委員長だからって、こんなの無理じゃん。 ラサ:暗黒戦艦が出よったんや、間に合いそうか?! マナミ:って、暗黒戦艦出現!?  ごめん、ラーさん。これじゃ間に合わなーい! ラサ:しゃーない、一人で行きまっせ! マナミ:無理しないでね? ラサ:マナミがおらんのに出撃するだけで無茶は承知や、ボケ! ・通信デバイスを切断。 ・司令室へと走る二人と幽霊。 ・司令室で、スクリーンに映し出されているのは真っ黒な[暗黒戦艦]、全長100メートルの空中戦艦。  そこから吐き出される[破壊メカ]は、全長5メートルの飛行兵器で機関砲を搭載、街へ乱射している。 心の声エフィ:統括マザーコンピュータに管理される今の日本では、こうして間引きされるのよ。  適度に人間という絶滅危惧種の管理数を減らしたり、街を破壊して修復させる仕事を作り出す。  昔は日本人は1億人以上居たけど、今は500万人も居ない。  日本以外の国の人間は絶滅して、自然環境が整えられてるわ。  でも、人間だって、黙ってやられてるだけじゃないのよ。 ラサ:行くでー! ・格納庫へと続くスライダーを滑り降りる途中、ラサは真っ赤なパイロットスーツへと変身!  引き締まった優男らしい肉体美のチラリズム。  操縦席へと着地! エフィ:今日は遠隔操作でスイッチを入れるわね。 ・コクピットの各種ランプが赤から緑になっていく。レバーをグイッと前に押し出すラサ。  斜め上への発射台が開き、クラウチングスタートのように合致したローラーで加速する。 心の声ラサ:ギガラーサーの脚部にはローラーダッシュ機能が付いてる。  これで射出速度アップにも繋がってるけど、空中戦が多いから、実戦で使う事はほとんど無い。 ラサ:くっ‥‥! ・強烈なGがかかる。  研究所から射出されたのは、全高17.7メートルのスーパーロボット!  カラーリングは赤を基調に、関節部や射撃装備は黒! ラサ:ラーサーウイングON! ・ボタンを押すとスーパーロボットにウイングが開いて飛行可能になり、急行するギガラーサー。
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