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EP2 Obtaining License ①
「えー、前回予告で言っていた通り、私達はこのままだとラガーマシンに乗れません」
「何かお嬢がメタい事言ってるっす」
「気にしない方がいいと思うなぁ」
自己紹介と顔合わせが昨日の事、今日は早速今後の活動方針について話し合う運びとなっている。
宇佐美達がいるのは美浜市郊外にある小さなラフトボールのフィールド、その隣にこじんまりと建てられているプレハブ小屋の2階会議室である。
まだ備品類は何もなく、殺風景な部屋である。
クイゾウはカーペットの上に胡座をかいて座り、宇佐美は祭が用意した座椅子に座って次の言葉を待つ。
祭は二人の前で腕を組んで仁王立ちになり。
「私達に足りないのはズバリ!」
「お嬢の胸っすね!」
「Bはあるわ!ボケえええええ!!」
怒りと哀しみを塗り込めた祭の拳骨がクイゾウのボディへとクリーンヒットする。しかし……。
「いたい……めちゃくちゃ痛い……」
ダメージを負ったのは祭の方だった。
いかに呪いを込めた拳といえど所詮は人の手、鋼鉄の身体を打ち砕く事能わず。
「そりゃそうなるっすよ」
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