EP2 Obtaining License ①

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「うるっさいわね! とにかく私達に足りないのは……まあ色々あるんだけど、まずラガーマシンへ乗るために免許をとらないといけないわ」   「そう言えば免許制でしたね」   「一応ラガーマシンは大型特殊車両という扱いだから、例外は試乗会みたいに警察へフィールドの使用許可と監督を頼んだ場合ね」    あの時は気づかなかったが、試乗会には数人の警官が参加していて、危険運転の監視や素人の運転補助を行っていたそうだ。  因みに、本当はブーストの許可も下りていないらしく、会長は後で厳重注意をくらったらしい。   「えっと、質問いいですか?」   「はい! 宇佐美君どうぞ」    おずおずと手を挙げた宇佐美に対して、何故か教師風なノリで対応する祭。   「免許って、どれくらいで取得できるんですか?」   「そうね、平均で三ヶ月くらいかしら、みっちり詰め込んだら一週間?二週間で取得できるけど」   「じゃあ早い方がいいっすね」   「教習所の手配は私の方でやっておくから。宇佐美君は御家族へ説明しておいてね」   「わかりました」   「よろしい、じゃあ今日はここまで。お疲れ様でしたー」   「お疲れっすー」   「お疲れ様です」    何とも早い会議である。  できたてでまだラガーマシンも配備されていないゆえに、やる事ないというのが一番の理由であるのだが。  それにしてもはやい。       
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