きらきらの音。

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こんなに近くに綺麗なライの顏があって──呼吸を忘れた。 「うん、きらきらしてるな。星があるみたいだ」  まだ夕陽の放課後で夜は早い。 「……ライも、目、ぎらついてる」 「ふふっ、そうさ。今からロウを喰うからな──」 「──え」  と、言う間に、胸倉を掴まれた俺はライに引き寄せられて、喰われた。 口の、とこ。 瞬間、離されてもまだ近い距離で目がぶつかる。 「……毎度毎度、どうして私が付き合ってあげてるのか少しは考えろ。馬鹿ロウ」  そう言ったライは、きらきら、赤く、女の子の顏で微笑んだ。  やばい、喰われたのに、俺、胸んとこ、掴まれた。 やったぁ、って感じの。 「──ああああ、あの、俺──」
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