第一章:新生活

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その時だった。 男が首をうなだれたまま、ゆっくりとこちらに振り返り、自分と目があった! ゾクっと寒気がして、後ずさりしそうになったけど、ロフトの上だということを思い出し、耐えた。 男は青白い顔で言った。 「こんばんは」 思わぬ言葉だった! 「あっ、こんばんは」 と自分も挨拶をした。 人間って、挨拶をされると反射的に応えるんだなと思った。 その後、我にかえり、男にむかって恐る恐る言った 「あのー、幽霊・・・ですよね?」
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