ポンコツ発明家

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 孤独感を忘れさせてくれたのは新しい発明品の開発だった。  俺は色んなものを作ってきた。  服が透けて見えるメガネ(服はおろか体も透けて見えて失敗。人が人体模型のように見えただけだった)  人を惚れさせる事のできるビーム(どういうわけかオカマにしか効果がなかった)  メイド型のロボット(性能はともかく、外見が俺の不気味になってしまった)  などなど......まぁ、失敗作の方が多かった。これが成功すれば世の男性から絶賛されると思ったんだが......  しかし、今回の俺の発明はこのおばあちゃんを満足させることができたのかもな。  三十分ほど寝た後は俺は帰ることにした。 「タマちゃん、また来てね」 「にゃ?」  まぁ、また来てあげるとするか。基本、暇だしな。
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