第1章 恐怖の大王

5/12
前へ
/317ページ
次へ
カフェの中は多くの人で溢れていた。 僕たちはそれでもなんとか空いてる席を2つ見つけると、足早に席に座った。 席に座ると、俺はたった今買ったばかりの飲み物に手をつけた。甘さ控えめのカフェラテだ。 随分と長い時間歩いたので、冷たい感触が喉に染み入る。やはり甘さは控えめで正解だった。 彼女も同じように早速飲み物に手をつけているようだった。彼女はクリームが上に乗ったものを注文していた。 それを美味しそうに飲む姿は、可愛いらしく見えて、女子力高いなあ・・・。 なんて事を何ともなく上の空で考えていたりすると、ふと近くの女子高生が会話する声が耳に入った。
/317ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加