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第2章 意外な異動
退職するかどうか考えていた時、ドンドンとノックする音が聞こえた。内藤先輩が声を掛けた。
内藤先輩「お~い、山居。課長から電話だ。急ぎだってさ。」
俺「はい。すぐ行きます。」
課長から急ぎの電話なんで何だ?何かヘマしたか?いや、確かに上手くはいってないが仕事でトラブルはないはず。俺は机の上の電話を取った。
俺「中町2丁目交番、山居であります。」
地域課長「もしもし、山居君か?今すぐ本署まで来てくれる?大至急ねぇ。」
俺「はい、了解しました。すぐに伺います。」
地域課長「待ってるよ~ん。」
と言い電話が切れた。傍で聞いていた内藤先輩は訊ねた。
内藤先輩「お前、課長に呼ばれるなんて何した?。」
俺「いえ、心当たりはないんですが。」
内藤先輩「おい、課長はもうすぐ定年だ。あのハゲ散らかった頭をこれ以上進行させることするなよ。」
言い過ぎだ。
俺「とにかく、本署へ行きます。自転車貸してください!。」
内藤先輩「あぁ、乗ってけ。あの人は待たせると機嫌が悪くなる。」
俺は巡回用の自転車に飛び乗り本署へ向かった。
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