モミちゃんの日常

5/5
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/54ページ
「大丈夫、モミちゃんは今まで通り10時に切り上げてくれて構わない」 「付き合いますよ」 「OK、給料はその分支払おう」 「構いません、ですが…」 「なんだい?」 「バリスタの修行、お願いします」 「ご注文承りました。じゃあ10時から1時間レッスンを設けようじゃないか、彼らはすぐに帰ってしまうからね、時間はたっぷりある」 そう言って彼は微笑み、杯を煽った。 仕事終わりにはいつも一杯のオイルで締める、それが彼の仕事の流儀である。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!