プレゼントは、貴女がいい

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 肉壁の締め付けは、快楽を呼び起こすものではなくむしろ痛いくらいだ。美沙子さんの呼吸は浅く、びくびくと震える体中に余計な力が入っている。涙をたまった目は、真っ直ぐ俺を見つめる。 「で、できない……ごめ、んね……?」 「大丈夫、謝んないでよ……」  痛みを味あわせたり、怖がらせたいわけじゃない。お互いにむさぼり合うように、気持よくなりたいだけなのに。お互いの経験不足のせいか、どうしてもうまくいかない。  美沙子さんのイチゴみたいに可愛い唇から、「はあ……」と戸惑うようなため息が漏れる。その音をすら聞きたくなくて、俺は覆いかぶさり……美沙子さんに深く口づける。 「……んっ」  唇同士が合わさった時……ふっと、美沙子さんの漏れる声と共に体中を雁字搦めにしていた余計な力が抜けていった気がした。舌で唇を割り、咥内に押し入る。美沙子さんの舌を掬い、絡みつき、混じり合った唾液が美沙子さんの喉を鳴らす。  歯の裏側をなぞると、びくっと美沙子さんの体が震え……ふにゃっと力が抜けていく。その隙に、俺は腰を強く、奥まで打ち付ける。 「ん、んんぅ……っ! ん、ふ……ふぁ、あ……」     
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