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稲光が収まって暗くなった
い、今見えた後ろ姿…
げ、ゲオルグ…?
えと…彼はたしか…ソファーで
セクシーポーズをとらせていたはず
ど、どうしよう…
今のあたしすごく恐怖を感じてる
ど…どど…どうやって
あたしのベッドに入ってきたの?
稲光は収まらず
再び部屋を明るく照らした
あ、あれ!?
いなくなった…?
なに、なんで??
あんなに大きい人形…
突然いなくなることなんて
出来ないはずだけど…
また、部屋が暗くなり
辺りが静寂に包まれるけど
この部屋…なにかいる…
ベッドの下から気配を感じるもん
だけど…怖くて動けない…
あたしは深呼吸しながら
仰向けになり
真っ暗な天井を見上げる…
な、なんか…また
眠くなってきた…
あたしは目を閉じて再び
うとうとし始める
んー…
ギギュッ…
…!?
い、今…耳元できしむ
音がきこえた、この音はそう…
あの、球体関節を動かした時の音!?
あたしは稲光するなか
ゆっくりと隣に視線を向ける…
それと同時にまた強い光が
室内を電気がついたように明るく照らす
そこにはこちらをジーッと無表情に
見つめるゲオルグの顔があった!!
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