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あたし
「ｷｬｱｧｧｯ！」
ﾄﾞｽﾝｯ！
あたしは驚きすぎて
毛布ごとﾍﾞｯﾄﾞから落ちた…！
い、ｲﾀﾀｯ…
あたし
「ﾋｯ…！」
ﾍﾞｯﾄﾞの下で毛布にくるまってると
上から無表情のｹﾞｵﾙｸﾞが覗き込んできて
あたしは毛布にくるまったまま
尺取り虫みたいに床を移動し
寝室の隅いっぱいまで行き縮こまる…
稲光とともにﾍﾞｯﾄﾞの上にある
ｼﾙｴｯﾄを見つめる…
間違いない…ｹﾞｵﾙｸﾞだ！
寝室の扉が少し開いてる
あたしは毛布を放り投げ
寝室から飛び出して
その扉を強く閉め″彼″が
でてこないように外から扉を押さえた
寝室の気配が消えた…？
「何故…逃げる…？」
…！？
あたし
「ﾋｬｯ…！」
耳元で聞こえた低音ﾎﾞｲｽに
体が飛び跳ねて
あたしはｿﾌｧｰに視線を向ける…
そこには、寝る前に
とらせていたｾｸｼｰﾎﾟｰｽﾞのｹﾞｵﾙｸﾞが…
じゃ、じゃあ…さっき
寝室でみたｹﾞｵﾙｸﾞは…いったい？
と、とにかく″彼″はｿﾌｧｰにいる…
あたしは再び寝室に入り
毛布を拾ってその毛布を
頭からかぶりﾍﾞｯﾄﾞに潜り込んだ
そういえば…さっき
何故逃げるって言われたような…
「何故…逃げた？」
…！？
ｹﾞｵﾙｸﾞの顔がすぐそばにあって
あたしは意識を保てなくなっ…た……
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