三章 ††リアジュウゴロシ††

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カップル(女) 「た、助けてっ…!」 あたしはその見覚えある 顔に目を見開く 間違いない…げ、ゲオルグだ… どうしてここに!? あたし 「あ、あああの…」 カップルの女性の方がなんか 言ってるけどあたしの耳には入らない… ど、どうすればいいの…!? グシャッ…! 鈍い音と共にカップルの男性の方の 首が曲がってはいけない方向に曲がって 茂みの中に男性は投げ捨てられた… ゲオルグ…握力どんだけ強いのよ! カップル(女) 「ぎゃああああっ!」 カップルの女性が大きな悲鳴をあげて あたしは我に帰った… ゲオルグがこちらに素早く振り向き 無表情にカクンカクンと歩いてきた! カップルの女性はあたしに しがみついてきて… カップル(女) 「お願いっ、助けてっ! ひぎゃっ!?」 ゲオルグがあたしにしがみつく 女性を片手で引き剥がし 肘で彼女の首が曲がってはいけない 方向に曲がったのがみえた! 彼女は血を吐いて…っ 球体関節人形 ゲオルグ 「嫌いなんだろ?″リアジュウ″が… 心の中で消えろと思っただろ?」 …っ! ゲオルグはあたしを冷酷な瞳で 見下ろしてくる… image=509594547.jpg
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