三章 ††リアジュウゴロシ††

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あたし 「ゲオルグ!どうしてっ…!」 地面に倒れた女性は白目をむいてる 球体関節人形 ゲオルグ 「きみの望み通り 消してやっただけだろ? 喜べよ…」 無表情で言い放つゲオルグに あたしは恐怖を感じて 倒してしまった自転車を立たせ またがって全力で漕ぎ自宅に帰った! 嘘よ…か…″彼″がヒトゴロシをっ…! あたしは息を切らしながら 自転車を駐輪場に止めて 駆け足で部屋に駆け込み 玄関の内側から鍵をかけて振り向く っ! あたし 「び、びっくりしたぁ…」 ソファーには朝みたセクシーポーズの ゲオルグがいて鳥肌がたった… か、片目の白い所があ…赤い! あたしはとっさにハンカチで その赤くなってる目を拭った 乾ききってない…血生臭い や、やっぱりさっきのあれは… 赤く染まったハンカチに 視線を落とすあたし ギギッ… あたし 「っ…!」 正面からゲオルグに抱き締められて ビクッとしてしまった…! 球体関節人形 ゲオルグ 「わたしの可愛いブルー・ヴェール… 誰にも渡さない…!」 力強く抱き締められて 息が詰まりそうになって目が潤む… あたし 「く、苦しい…っ」 ″彼″の腕の力が緩んだ…
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