四章 ††翌日††

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四章 ††翌日††

ん…ふあ~って… あ、あれ? あたし…昨日はリビングの床に ぶっ倒れてたはず… 体も綺麗になってるし 事後の嫌なねちょねちょ感もない くんくん…せっけんの香り あたし…昨日、お風呂入ったっけ? いや…だってその前に気絶して… ま、まさかゲオルグが? あたしはベッドからおりて リビングに出た… ソファーにはセクシーポーズを とったままのゲオルグがいる 無表情なままこちらを見つめる 無機質な″彼″の瞳… ぽ…ポーズ、そろそろ変えようかな あたしは恐る恐るゲオルグに近づいた… そしてソファーに座り直させて大股で 足を広げさせ、前屈みに上体を倒し 頬杖をさせた… 本当に人形だよね昨日、散々乱暴に 扱われた気がするけどあれは… 夢…だったのかな あたしはテレビをつける テレビ 『昨日、公園でカップルの変死体が 見つかりました… カップルは男女とも20代前後とみられ 当時、公園を散歩していた 目撃者の話しによると… 180㎝ほどの銀髪の 男が目撃されました。』 えっ!?う、嘘… あたしはニュースに釘付けになる テレビ 『目撃された180㎝ほどの銀髪男性 以外に噴水広場の出入り口から 自転車を慌ててこいでいく 碧色の長髪の女が目撃されています 現在、警察では二人を 重要参考人として捜索中です…』 やば…!ニュースになってるっ…!
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