序章 ††球体関節人形††

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序章 ††球体関節人形††

あたしは近くのデパートで 正社員として働いてるブルー・ヴェール 一人で暮らしていて 貯金もある程度貯まってきてる 1年前から“リアジュウ”をみるたびに 買いたいと思っていた素敵な 球体関節人形を昨日ようやく注文できた 名前は1年前からゲオルグと決めてる… その、ゲオルグが今日の夜 うちに届く事になってて あたしは早く家に帰ってきた! 部屋やリビングを片付けてると 呼び鈴が鳴り、駆け足で玄関に向かって その扉を開く 宅配業者の方が大きなダンボール箱を 渡してくれて、あたしはそれを受け取り リビングのテーブルの上に乗せ 受け取りのサインをし 宅配業者の方は帰っていった たしか、大きさは180㎝って 書いてあったけ あたしは玄関に内側から 鍵をかけてテーブルのそばに向かう 箱を開けると、ビニールに入った 素敵なお顔があって 頭と胴、両足、両手バラバラに 分けていれてあったから ひとつひとつ取り出してみた きゃっ…人形なのに胴体に“アレ”が ついてる!なんか恥ずかしいっ! しかも、結構大きい? と、とりあえずビニールから“彼”の… ゲオルグの体のパーツを取り出して 大きな組み立て説明書を 見ながら組み立てを始めた
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