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「?????」状況の理解ができない。
「君はさっき不慮の事故に遭った。ただ、傷はそこまで深くない。今は病院で治療中だけど意識はない。」
「そこでだ、君は今から元の世界に帰り昏睡状態から意識が戻るのを待つか、新しい世界に転生するか選ぶんだ。」
「転生を選んだ場合、君にはこの世界で魔王群を倒してほしい。見事倒すことができたら君は元の世界へ、事故に遭う前の世界へ戻れる。」
僕は迷わず転生を選んだ。
事故死してファンタジー世界に転生して魔王を倒すなんてRPGの王道だ。
RPGにしか興味のない僕にとっては最高の瞬間だ。
言われたとおり僕は昔やりこんだゲームの最強(笑)データのステータスを思い出し振り分けた。
「このステータスの振り分け...やっぱり君を呼んで正解だったみたいだ。」
ノアは不気味な笑みを浮かべた。
はっきり言ってノアの不気味な笑顔は怖いと言うよりキモい。
「さぁ準備は整った!この世界の命運は君に託したよ!」
眩しい光とともにノアの姿は見えなくなり、そこには広大な大地が広がっていた。
ファンタジー世界で僕は英雄になった 序章 すべての始まり -完-
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