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-序章- すべての始まり
季節は冬の寒い日、この日はバイトで帰りが遅くなっていた。いつもなら8時頃には終わるのだが今日に限っては特別だ。
何でも、夜のシフトのバイトさんが雪の影響で来れなくなったとか。仕方がなく店長が到着するまでシフトに入ることにした。
今のバイト先は家から距離があるものの店長や先輩も優しい人ばかりなので働きやすい環境だと思ってる。
そして、バイトが終わったのは夜の10時過ぎ。さすがに遅くなりすぎた。
バイトで行ってるコンビニは駅から近い分利用客も多い。
幸い終電はまだ残っていた。
そして信号待ちをしている最中の悲劇。
凍った道路でスリップし、トラックが歩道に突っ込んできた。
当然僕は巻き込まれ、その身は宙を舞う。
雪がクッションになったおかげで、死は免れたが意識は失った。
気が付くと1人の少年がそこにいた。
「やぁようやくお目覚めかい」不意に声を掛けられ驚く。
「僕はノア、ここをまとめる神様?かな?」不気味に微笑みながら彼は答えた。
とにかく状況の把握ができない。
僕は彼に尋ねた。「僕は死んだんですか?」
「確かにあのままだと君は死んでたかもしれない。でもギリギリ間一髪のところで君の意識と魂だけはここに呼ぶことが出来た。」
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