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約一年前にオレはここでバイトを始めていたのだ。
オレの趣味はプラモデル。
やはり自分で造形したいのだが、
そこまでのスキルはオレにとっては高嶺の花のようなものだった。
芸術的スキルがないと造形は無理だと感じている。
よって細々と、部品の多いバイクのプラモデルを作っている。
気が向いたら定番のロボキャラなども作る。
だがこれがなんと高値で売れるのだ。
店先の展示品として、オレの作品は並んでいる。
かといって、それほど儲かるわけではないので、バイトは続けている。
ここは風呂屋というよりも、
今ではすっかりプチスーパー銭湯に生まれ変わっている。
チェーンのフランチャイズではなく、完全な個人経営なのだが、
オレがバイトを始めてからかなり手広く商売を始めた。
「やあ、待ってたよ。
さあ、行こうか」
今は営業時間一時間前。
オレはおじさんと共に、まずはボイラー室にいって火を入れた。
そして男性更衣室に入って服を脱いだ。
―― 普通じゃない《アブノーマル》援助交際?! ――
などと勘違いされるだろうが決してそうではないぞっ!
オレは、10才以上で年下の女子にしか興味はないからなっ!
あ、あれ?
オレって…
微妙なロリ…??
まずは異世界の門の様な女湯の暖簾をくぐった。
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