出会い。

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君は、玄関を開けて、ただいまって言って 入って行くけど、人の気配は、なかった。 僕は、目が覚めて、君が、下に僕を置くと この家には、誰もいないんだ。僕1人だったんだ。 君が来てくれて、家族が、増えたよ。って みんな事故で亡くなって、僕1人が生き残ったんだ。 僕だけ、なんで、僕だけって、寂しそうに微笑んで だけど、君が来てくれたから、嬉しいんだ。 君の名前をつけなきゃね。 何がいいかな? タマ?チビ?ネコ?うーむ難しいな。 僕の名前?名前なんて知らない。 君は、難しい顔をして、僕の顔をジィーと見て 何やらひらめいたように、レインにしよう? 雨の日に、出会ったから、君の名前は、レインだよ?って嬉しげに、僕を抱き上げた。
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