君との暮らし

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君は、夜になると帰ってきた。 たくさんの袋を持って、レインの猫用のミルクとか 子猫用のごはんも、たく買ってきたからね。 「それにしても、レインたくさん遊んだんだね。 テーブルの上も、カーテンも、すごいな。 仕方ないよね。1人で、待たないといけないし 1人は、寂しいもんね。僕もなるべく早く帰ってくるからね。」 君は、僕のために、いろいろ買ってきてくれた。 僕のとなりには、いつも、君がいた。 君が僕の名前を呼んで、僕も、君の名前を呼んでいるんだけども 君には、「ミャーミャー」言っているだけにしか 聞こえていない。 たまに、君が、「レインの言っていることがわかれば、たくさん話して、楽しいだろうなぁ。」って 猫用のバイリンガルという猫が、何を話しているのかわかる器械ってものを買っていたが、 たいていはずれて通訳されていて、ごはんか、遊ぼうとしかなくて、君が、これ高かったわりには、 なんか違うなと独り言を言っていた。 僕も人間の姿をして、君と人間の言葉が、話せたらいいのに ニャーニャーだけじゃないのに
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