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無人自動車は私が乗車すると自動的に走り出した。
宙港を出て官庁街に向けて街の中を走る。
翻訳機は道の両側にいるコネ星人とそれ以外のものの言葉を、全て翻訳した。
「なでて、なでて、あそんで、あそんで」
「お腹空いたのかニャー?」
「また生まれたニャー、3匹もいるニャー、捨ててくるニャー」
「ママ! ママ! どこ? こわい、こわい」
「ママ! こわいよーー」
「おなかすいたよーーママ、ママ」
「いたい、いたい、たすけて、たすけて」
「面白いニャー、殴ると泣くニャー」
「ニャーハハハハ、僕にもやらせてニャー、尻尾や耳を切り落としてみるニャー」
「燃やすのも面白いかもニャー」
「この子可愛いニャー、買って欲しいニャー」
「家に1匹いるニャー、2匹は飼えないニャー」
「あれ捨てるニャー、でニャー、こっち買って欲しいニャー」
「退けニャー」
「いたい! けらないで」
「ごはん! ごはん!」
「邪魔ニャー、あっち行ってろニャー」
翻訳機がコネ星人以外の声も拾ってしまう為、煩くて仕方がない。
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