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「タマ~ごはんだよ~」
タマのご飯は居間の隣の廊下に新聞紙を引き、水を入れたお皿と鮭と鰹節を混ぜた所謂(いわゆる)『猫まんま』を私と妹が母から手渡され運んでいく事になった。
「にゃぉん」
チリンチリン
首に鈴を付けた赤い紐を付けられたタマが祖母の膝から降りて、とことこ廊下に出てくる。
我が家にやってきた『タマ』は、ふさふさの茶色い綺麗な毛並みをし、目がぱっちりした可愛い『女の子』になっていた。しっぽは引きちぎられた様な形なのは治らなかったけれど…
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